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逆投影ピンホール距離 (Back-projected pinhole distance)

逆投影ピンホール距離は、ニポーディスク顕微鏡のピンホール間の距離を表す顕微鏡パラメータです。

Huygens ソフトウェア全体を通して、ニポーディスクのピンホール距離は、ディスク上の実際の距離ではなく、ミクロン(µm)単位の逆投影距離として指定されています。

詳細

逆投影ピンホール半径の場合と同様に、逆投影値を計算するには、ニポー回転ディスクのピンホール間の距離をシステムの倍率で割る必要があります。 例えば、最も使用されている横河ディスクの場合、ピンホールの物理的なピンホール間隔は、253 μm、ピンホール半径は、 25 μm (直径 50 μm)です。100 x レンズの場合、逆投影距離は、2.53 µm です。 ディスクとサンプルの間に追加のズームレンズを配置する場合は、その倍率も考慮する必要があります。

次の表に、2 つの一般的な倍率の値を示します:
倍率 逆投影ピンホール半径 逆投影ピンホール距離
100x 250 nm 2.53 µm
60x 416.7 nm 4.22 µm


これらの値は、次の画像のように、ディスクを停止し、サンプルなしで照明パターンをイメージングし、そこにある最近傍間の距離を直接、測定するだけで、任意の倍率で確認できます

Image

停止した CSU 22 コンフォーカル回転ディスクの画像は、 60x - 1.42 NA 対物レンズで記録され、 Paula Sampaio 博士(高度光学顕微鏡施設、ポルト大学)によって取得されました。 ピクセルサイズは、 138.5 nm。